松本尚(たかし)の器
【絵付け陶器の魅力とは?】
おおらかで、柔らかく、優しく、どこか懐かしい
・・・そんな空気感が香り立つような器でありたい。
肌に伝わる“描き絵”の感触、筆のタッチを知って欲しいと思っています。
陶器好きな方には、白化粧掛けは「汚れやすい、欠けやすい」という印象を持たれています。
私の作る陶器は、
柔らかな光沢を持つ釉薬を厚めに掛け、1240度で還元焼成しています。土と釉薬の収縮を調整して、陶器特有の貫入を防ぎ丈夫で、汚れがつきにくくなっています。
それでも陶器は水分を吸うので、使用しているうちに色合いが変化しますが、
それが古色となり、なんとも言えない良い感じになっていきます。
赤絵、色絵の器
見てうれしく、使って楽しい赤絵の器
赤土を練り轆轤を回す
白泥を施し筆を走らせる
同じ繰り返しだけれど
同じにならない毎日
時々わずかな発見があります